今回は、ヤモリの学校特別編として、ヤモリと共同でシェアハウス事業を行う学生団体MORE FREEの代表を務める、慶應義塾大学3年生の坂本さんにお越しいただきました。
YouTubeでもインタビューの様子を投稿しておりますので、そちらもぜひご覧ください。
〈目次〉
自己紹介 ―シェアハウスはいつ始まった?―
藤澤:
ヤモリの学校をご覧の皆さん、こんにちは。
今日はヤモリの学校特別編ということで、スペシャルゲストの坂本さんにお越しいただきました。
いつもとは違う雰囲気で、スタジオのような綺麗な部屋にいますが、実はここ、3ヶ月前まではお化け屋敷でした。
それが2ヶ月経ってリフォームされ、今日完成の日を迎えています。
藤澤:
今日は、ヤモリとして初めて「築古の戸建てをリフォームして学生向けのシェアハウスに挑戦」ということで、このプロジェクトはちょうど1月ごろから始まりました。
1月に坂本さんにお会いしてから急遽やってみようという話になり、今日に至ります。
坂本さん、簡単に自己紹介をお願いします。
坂本さん:
学生団体MORE FREEの代表をしています、坂本悠愛と申します。
今は大学3年生で、慶應義塾大学に通っています。
藤澤:
1月に坂本さんがヤモリオフィスに来て、プレゼンを持ってきてくれたのが今回のプロジェクトのきっかけでしたよね。
学生団体を立ち上げて、どんなことをやっているか紹介していただけますか?
坂本さん:
私が立ち上げたMORE FREEという団体のビジョンは、地方の女子の進学のハードルを下げることです。
そのために、シェアハウスや学生食堂など、学生の一人暮らしを支援する活動をしています。
この団体を立ち上げた背景には、私が大阪出身で、誰も上京しないような公立高校から現役で慶應に入学した経験があります。
私が大阪から都内の大学に進学できたのは、自分が特別賢かったからではなく、都心に親戚の家があったことで上京という選択が視野に入ったからだと感じています。
地方から慶應義塾大学に入学したことで、経済的に東京で一人暮らしをすることが高いハードルとなっている子が多いと感じ、それを変えたいと思って団体を作ったのが背景です。
シェアハウス構想秘話
藤澤:
シェアハウスをやりたいという構想は元々あったんですよね。
坂本さん:
そうです。
団体を作って、初期メンバーと一緒に「どうやったらこの課題を解決できるか」を考えた結果、空き家を活用したシェアハウスが理想的だと思いました。
シェアハウスは複数の学生が集まるので防犯面が良いだけでなく、家賃も安くできるという利点があります。
藤澤:
すごく良いアイデアですね。東京に出てくる時に家賃が高くて住むところがなかったから、その課題感から家賃を3〜5万円にしなければいけないと言っていましたもんね。
坂本さん:
はい。
大学生の平均のアルバイトの月収が5万円と言われているので、月5万円を目指してシェアハウスを作りたいと話していました。
藤澤:
最初は理想的には3万円くらいと言っていましたが、最終的には光熱費やWi-Fiも全て込みで5万円以下にできないかという相談がありました。
ある程度アクセスが良いところでそういうプロジェクトができないかというご相談でしたよね。
オフィスに来た時に、プレゼンを用意してきたことに感心しました。
ヤモリとしても空き家を活用するというアイデアに共感し、急遽このプロジェクトを始めることになりました。
シェアハウスプロジェクトについて―女子寮・地方出身・学生で構成された家―
藤澤:
このプロジェクトを振り返ってどう感じましたか?
坂本さん:
藤澤さんと出会う前は、半年くらい1人で空き家を探していましたが、大家さんに会うことも難しく、断られることが多かったです。
藤澤さんとのご縁で、プロジェクトが実現したことが本当に嬉しいです。
藤澤:
タイミングが合って、2ヶ月で実現しました。
今は3部屋あるシェアハウスのうち、2部屋は既に学生が利用しています。
藤澤:
ハピネストの紹介もお願いします。
坂本さん:
ハピネストの入居条件は、地方出身であること、女子であること、学生であることです。
経済的な事情があるけれど、東京で学びたいという学生が住んでいます。
シェアハウス内での交流もあり、刺激し合える環境です。
また、ハピネストという名前は「ハッピー」の最上級「Happiest」と「巣」を意味する「nest」を掛け合わせています。
地方からこのハピネストという巣に来て、そこからまた巣立っていくというイメージを物件名に込めました。
藤澤:
すごくいい名前ですよね。ちなみに、まだ1部屋空きがあります。
詳細はこちらに載せていますので、興味がある方はご覧ください。
シェアハウスが完成してみて ―今後の展望は―
藤澤:
最後に、今後の展望を教えてください。
坂本さん:
高校生の時点でハピネストの存在を知ってもらい、受験の選択肢に東京の大学を入れられるように、もっと認知を広げたいです。
今年は夏くらいまでに地方の高校生に情報を届け、住みたい人のリストを作りたいです。
藤澤:
2つ目、3つ目と拡大していけるといいですね。
地方の人が東京や首都圏に出て活躍できるようになると、社会的にも意義があります。
元々お化け屋敷だった場所が、女子学生のシェアハウスになるというのは、本当に素晴らしいことです。
坂本さん:
今回のプロジェクトは、多くの方の協力で実現しました。
自分一人ではなく、大工さんやデザインチームの皆さん、藤澤さんのサポートがあってこそです。
今まで普通に家に住んでいましたが、もっと感謝しようと思いました(笑)
藤澤:
シェアハウスプロジェクトを通じて、多くの人が関わり、意義のある活動ができると嬉しいです。
今回は特別編として、学生のシェアハウスプロジェクトと空き家の可能性について紹介しました。坂本さん、ありがとうございました。
坂本さん:
ありがとうございました。
「不動産の民主化」を進めるスタートアップをやっています
ブログの筆者/藤澤正太郎
東京都出身、2011年に三菱商事株式会社入社。4年間のチリ駐在を経て、不動産関連事業の新規事業立ち上げ。退社後は米不動産テックユニコーン企業であるKnotelの日本代表を務め、2019年11月に株式会社ヤモリを創業。 自身でも富山県に戸建てを購入し民泊として空き家再生を行うなど、不動産投資家としても活動中。
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